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Larkの承認(ワークフロー)の使い方
稟議・経費・休暇の申請を紙とハンコからなくす

公開:2026年10月15日執筆:清水 直也(シクミカプラス+ 代表)

稟議書、経費精算、休暇届、備品の購入申請。紙やExcelで回していると、「今だれのところで止まっているか分からない」「社長が出張中で承認できない」ということが起きがちです。この記事では、Lark(ラーク)の承認機能を使って、社内の申請をスマホで完結させる方法をまとめます。

紙とハンコの申請で起きていること

  • 申請書がどこで止まっているか分からず、口頭で確認して回る
  • 承認する人が外出・出張中だと、戻るまで進まない
  • 過去の申請を探すのに、ファイルを一枚ずつめくる
  • Excelの申請書のひな形が人によって違い、書き直しが発生する

Larkの承認でできること

Larkには、社内の申請と承認を扱う「承認」の機能があります。チャットやカレンダーと同じLarkの中で使えるので、新しいツールを覚える負担が少ないのが特長です。

  • 自社の申請フォームを作れる:金額・日付・理由・添付ファイルなど、必要な項目を選んで並べる
  • 承認ルートを決められる:「上長 → 経理 → 社長」のような順番を申請の種類ごとに設定する
  • スマホで申請・承認できる:外出先からでも、通知を開いてその場で承認できる
  • 今どこで止まっているかが見える:申請した人が進み具合を確認できる
  • 過去の申請を検索できる:誰が・いつ・何を申請し、誰が承認したかが残る

申請フォームと承認ルートの作り方

  1. 今の申請書を集める:紙・Excel・メールで回している申請を全部洗い出す
  2. 項目を決める:今の申請書の項目から、本当に必要なものだけ残す
  3. 承認する人と順番を決める:金額によって承認する人を変えるなど、社内のルールを言葉にする
  4. Larkの承認でフォームを作る:項目と承認ルートを設定し、だれが使えるかを決める
  5. 少人数で試す:一つの部署で1〜2週間使い、迷った所を直してから全社に広げる

いちばん時間がかかるのは、ツールの設定よりも3の「社内のルールを言葉にする」部分です。ここが決まれば、設定自体は短時間で終わります。

よく作る申請の例

申請主な項目承認ルートの例
経費精算日付・金額・用途・領収書の写真上長 → 経理
休暇・休日出勤日付・種類・理由上長
備品・購入申請品名・金額・購入先・理由上長 → 一定額以上は社長
稟議(契約・発注)件名・取引先・金額・添付資料部門長 → 社長
見積もり・値引きの承認案件名・金額・値引きの理由営業責任者 → 社長

Lark Baseと組み合わせる

承認した内容を、顧客管理や案件管理に使っているLark Baseにつなげると、さらに手間が減ります。たとえば「見積もりの承認が下りたら、案件の状態を『提出済み』に変える」「購入申請の一覧を月ごとに集計する」といった使い方です。顧客管理の作り方はLark Baseで顧客管理(CRM)をつくる方法で紹介しています。

導入でつまずきやすい点

  • 今の紙の申請書をそのまま再現しようとする:使っていない項目まで移すと、入力が面倒になって使われなくなります
  • 例外のルールを全部入れようとする:まずはよくあるケースだけで始め、例外は運用しながら足します
  • 紙とLarkを並行で続ける:切り替え日を決めて、紙の申請書は受け付けないと決めたほうが定着します

よくある質問

パソコンが苦手な社員でも使えますか?
申請する人は、スマホのLarkでフォームに入力して送るだけです。項目を絞り、使い方の動画やマニュアルを用意すると、ITが苦手な方でも使えるようになります。
承認の記録は後から確認できますか?
はい。誰が申請し、誰がいつ承認・差し戻ししたかがLarkに残り、後から検索できます。
申請フォームは自社で作れますか?
自社でも作れます。項目や承認ルートの整理から一緒に進めたい場合は、シクミカプラス+の導入支援でお手伝いします。
社内の申請、Larkでまとめませんか。

今の申請書とルールを伺い、Larkの承認とBaseでどこまでまとめられるかをご提案します。

清水 直也
清水 直也(しみず なおや)シクミカプラス+ 代表。福岡県を拠点に、Larkを使った店舗・中小企業の業務の仕組み化と、口コミ集客サービス「クチコミ+」の開発・運営を行っています。