Lark Baseで顧客管理をつくる方法
項目の例と実際の画面で解説
Lark(ラーク)のデータベース機能「Lark Base」を使うと、Excelのような表をもとに、カンバン・カレンダー・ダッシュボード・自動通知までそろった顧客管理(CRM)を、自社の業務に合わせてつくれます。この記事では、店舗・中小企業向けに、Lark Baseで顧客管理をつくる手順を、実際の画面(サンプルデータ)と一緒に紹介します。

Lark Baseで顧客管理をつくる良さ
- 表計算に近い感覚で使えるため、Excelに慣れたスタッフでも入りやすい
- 同じデータを、一覧・カンバン・カレンダーなど目的に合わせた見え方で使える
- チャット・通知・ドキュメントと同じLarkの中にあるので、連絡と記録が分かれない
- 項目を後から足したり変えたりでき、業務に合わせて育てられる
ステップ1:テーブルと項目を設計する
最初に、何を記録したいかを決めます。いきなり項目を増やしすぎず、「毎日使う・判断に使う」項目から始めるのがコツです。美容サロンの顧客台帳なら、たとえば次のような構成です。
| 項目名 | 項目の種類 | 使い道 |
|---|---|---|
| 氏名・電話 | テキスト・電話番号 | お客様の特定と連絡 |
| 来店回数 | 数値 | 常連かどうかの目安 |
| 最終来店日 | 日付 | しばらく来ていない方の抽出 |
| 担当スタッフ | 単一選択 | 担当別の一覧・売上の集計 |
| 顧客ランク | 単一選択(色分け) | VIP・常連・新規・休眠などのひと目での区別 |
| 来店経路 | 単一選択 | Instagram・Google・紹介など、集客の効果の確認 |
| 次回の提案 | テキスト | 次の来店時の接客メモ |
予約や売上は、顧客台帳とは別のテーブルにして、お客様と「リンク」でつなぐと、1人のお客様の予約履歴・売上をまとめて見られるようになります。
ステップ2:目的ごとの「ビュー」をつくる
同じデータでも、使う人や目的によって見たい形は違います。Lark Baseでは、表の見え方(ビュー)を複数つくれます。
- 休眠客フォロー:最終来店日が一定より前のお客様だけを、古い順に並べた一覧
- 担当者別:担当スタッフで絞り込んだ一覧
- 予約カレンダー・カンバン:予約を日付や状態(予約確定・来店済・キャンセル)で並べた画面

ステップ3:通知・自動化を設定する
Lark Baseの自動化を使うと、「新しい行が追加されたら担当者にメッセージを送る」「期限が近づいたら知らせる」といった動きを設定できます。問い合わせフォームとつなげば、受付から台帳への登録、担当者への通知までを人の手を介さずに回せます。
自動化は、まず「抜け漏れが起きて困っている所」1つから始めると、効果が分かりやすく、現場にも定着しやすくなります。
ステップ4:ダッシュボードで数字を見る
売上合計、月別の推移、担当者別の売上、顧客ランクの内訳、来店経路などを、グラフでまとめて表示できます。月末に集計し直さなくても、今月の状況が毎日分かるようになります。

定着させるためのポイント
- 入力する人の手間を最小にする:選択式を多くし、自由入力は必要な所だけにします。
- 見る人が決まった画面をつくる:オーナー用・スタッフ用など、見る画面を分けます。
- 最初のデータ移行を丁寧に:既存のExcelや紙の情報を移し、「ここを見れば全部ある」状態から始めます。
- 使いながら直す:最初から完璧を目指さず、1〜2週間使ってから項目や画面を見直します。
よくある質問
Lark Baseは無料で使えますか?
Larkには無料で始められるプランがありますが、人数・容量・機能に上限があります。内容は変わることがあるため、Lark公式サイトの最新の料金情報をご確認ください。
Excelの顧客リストを取り込めますか?
はい。ExcelやCSVのデータをLark Baseに取り込めます。取り込む前に、項目名や表記のゆれをそろえておくとスムーズです。
自分たちでつくるのと、依頼するのはどちらがいいですか?
小さな台帳なら自社でも十分つくれます。複数のテーブルをつなぐ・自動化を組む・既存データを移す・スタッフに定着させる、といった所まで進める場合は、設計から相談できる会社に依頼すると早く形になります。
Lark Baseの設計から定着まで、お手伝いします。
今の顧客管理の状況を伺い、Larkでつくる仕組みを実際の画面でご提案します。

Lark Base|顧客台帳(サンプル)