工務店・塗装会社の案件管理をExcelからLarkへ
移す手順と項目の例
問い合わせ、現地調査、見積、契約、施工、完工。工務店や外壁塗装の会社は、1件の案件が何週間もかけて進みます。案件が10件を超えると、Excelやホワイトボードでは「どの案件がいまどこにあるか」が担当者に聞かないと分からなくなりがちです。この記事では、案件管理をLark(ラーク)のデータベース機能「Lark Base」へ移す手順を、弊社がつくっているサンプルの画面で説明します。

Excelの案件管理で困ること
- 進み具合が担当者の頭の中にある:社長が確かめるには、毎回電話かLINEで聞くしかない。
- ファイルが増えて、どれが最新か分からない:担当者ごと・月ごとにExcelが分かれている。
- スマホで見にくい:現場から更新できず、事務所に戻ってから入力する。
- 期限や次の連絡を忘れる:見積の提出期限、着工前の確認、お客様への連絡が、気づいたら過ぎている。
まず「段階」を決める
最初に決めるのは、案件がたどる段階です。ここが会社ごとに違う所で、ここが決まると台帳も画面もほぼ決まります。外壁塗装の会社なら、たとえば次のような段階になります。
| 段階 | この段階で入れること |
|---|---|
| 問い合わせ | お客様名、連絡先、きっかけ(チラシ・紹介・Googleなど)、担当 |
| 現地調査 | 調査の日時、現場住所、写真、調査のメモ |
| 見積提出 | 見積金額、提出日、次に連絡する日 |
| 契約 | 契約金額、契約日、着工予定日 |
| 施工中 | 着工日、職人・協力会社、足場の日程 |
| 完工 | 完工日、引き渡しの書類、口コミのご案内 |
案件台帳の項目の例
1件の案件を1行にして、次のような項目を持たせます。選んで入れられる項目(段階・担当・きっかけ)を多くすると、現場でもスマホで素早く更新できます。
| 種類 | 項目の例 |
|---|---|
| 基本 | 案件名、お客様、現場住所、工事の種類(外壁・屋根・防水など)、きっかけ |
| 進み具合 | 段階、担当、次にやること、次に連絡する日 |
| お金 | 見積金額、契約金額、請求・入金の状態(請求のテーブルとつなぐ) |
| 日程 | 現地調査日、着工日、完工日 |
| 記録 | 現場の写真、調査メモ、お客様とのやり取り |
見積・請求・入金まで管理する場合は、案件とは別のテーブルにして関連付けます。詳しくはLarkで見積・請求・入金を管理する方法をご覧ください。

カンバンで「いまどこか」を見る
同じ台帳を、表だけでなくカンバン(段階ごとの列にカードが並ぶ画面)で見られるのがLark Baseの良い所です。カードを次の列へ動かすだけで段階が変わるので、現場からでも更新しやすくなります。
社長用には、契約金額の合計・受注件数・段階ごとの件数・担当者ごとの件数をまとめたダッシュボードをつくります。どの段階で案件が止まっているかが、ひと目で分かります。

知らせる仕組みをつける
Lark Baseの自動化を使うと、決まった連絡をLarkが代わりに送れます。最初は「抜け漏れが起きて困っている所」から1つずつ足すのがおすすめです。
- ホームページの問い合わせが届いたら、台帳に登録して担当者に知らせる
- 「次に連絡する日」の当日に、担当者に知らせる
- 着工日の前日に、担当者と職人のグループに知らせる
- 同じ段階で長く止まっている案件を、社長に知らせる

完工後の口コミ案内までつなぐ
塗装やリフォームは、Googleの口コミを見てから問い合わせるお客様が増えています。完工の段階に「口コミのご案内」を入れておくと、引き渡しのたびに案内を忘れずに済みます。案内のしかたは外壁塗装・リフォーム会社の口コミを増やす方法で詳しく説明しています。
引き渡しのときにアンケートに答えていただき、その答えを案件台帳に残す仕組みは、弊社のクチコミ+で用意しています。
移す手順
- 段階を決める:社長と担当者で、案件がたどる段階を6〜8個に決める。
- 今のExcelを整理する:1案件1行にし、お客様名や工事の種類の表記をそろえる。
- Lark Baseに取り込む:ExcelやCSVを取り込み、段階・担当などを選択式の項目に直す。
- 見る画面をつくる:担当者用のカンバン、社長用のダッシュボード、今週の予定を見る画面。
- 新しい案件からLarkで回す:1〜2週間使ってから、項目や段階を見直す。
よくある質問
職人さんや年配の社員でも使えますか?
案件が月に数件でも、Larkにする意味はありますか?
自分たちでつくれますか?
今のExcelと仕事の流れを伺い、Larkでつくる案件管理を実際の画面でご提案します。福岡県内は訪問、県外はオンラインで対応します。

案件ボード(サンプル)